診断で三菱UFJ eスマート証券が出た方へ。手数料を0円にする注文方法から、自動売買の条件まで、最初にやることだけをまとめました。
診断で三菱UFJ eスマート証券が出た方へ。ここは口座を開いたあと、最初にやることだけを書いたページです。
旧・auカブコム証券です(社名が変わりました)。
1. 手数料を0円にする(注文のたびに「SOR注文」を選びます)
国内株の手数料が0円になるのは、SOR注文を選んだときです。
SBI証券のように一度設定すれば終わり、ではありません。注文の方法として選ぶものなので、そこだけ覚えておいてください。
★2つ、対象外があります。
- 名証・福証・札証などの地方市場は対象外です。5社の中で、地方市場が対象外だと明記しているのはこの会社だけです(他社は市場の限定を書いていませんが、「全市場0円」とも書いていません)
- 電話での注文は有料です。公式は「NISA口座(成長投資枠)でのお取引は除き、電話でのお取引は、オペレーター料金2,200円(税込)が別途加算されます。」としています
2. 1株から買うなら「プチ株」
プチ株は1株から買えるサービスです。スプレッドは無しと明記されています。
- 約定は1日2回(始値)です
- 買えるのは東証と名証。SBIと楽天は1株の買付が東証だけなので、名証の銘柄を1株で買えるのは、この会社とマネックスだけです
- 売却手数料は無料です(マネックスは0.55%かかります)
★値段は指定できません。始値で約定するので、いくらで買えるかは選べません。値段を決めて1株買いたい場合は、楽天証券のかぶミニ(リアルタイム)だけが対応しています。ただしそちらは0.22%のスプレッドがかかります。コストを取るか、値段の自由度を取るかの選択です。
3. 日本株の積立は500円から
プレミアム積立なら、日本株を500円から毎月積み立てられます(1円単位)。
金額を決めて日本株を積み立てられるのは、5社のうちSBI・楽天・eスマートの3社です。SBIの日株積立は「積立金額は1,000円から」、楽天のかぶツミも2024年10月から1,000円に引き下げられているので、500円から積めるのはeスマートだけです。マネックスの日本株積立は株数指定のみで金額を指定できず、松井は市場で1株を買えないので積立そのものがありません。
★これは「積立の最低金額」であって、1株がいくらで買えるかとは別です(1株の値段は株価しだいです)。
4. 銀行をつなぐ(入金の手間と、金利の2つ)
つなぎ先は2つあり、目的が違います。
三菱UFJ銀行(マネーコネクト)=積立の入金操作が要らなくなる公式の説明は「自動入金・自動出金の設定をすることで、手数料無料で都度ログインせず、資金の移動が可能です。」です。
★自動入金の対象になる取引は、つなぐ銀行で違います。 三菱UFJ銀行は「投資信託/プチ株の積立」だけで、個別株を買うたびの自動入金には使えません。auじぶん銀行なら「投資信託」「国内現物株式」「プチ株(単元未満株)」「IPO・PO(ブックビルディング、購入申込)」「投資信託/プチ株の積立」が対象です。★信用取引口座を開設していると、マネーコネクトは設定できません。その場合は、出金先に三菱UFJ銀行の口座を登録するほうを選びます(クレカ積立の3条件でも、この登録が使えます)。
auじぶん銀行=待機資金の金利基準が年0.41%、上乗せの内訳は、証券連携で+0.10%、au PAYアプリで+0.05%、au PAYカードの引き落としで+0.05%。ここまでで年0.61%です。
さらにauマネ活プランに入っていると、加入特典+0.05%とゴールドカード特典+0.05%が乗り、合計は最大で年0.71%になります。ただし上乗せが付くのは残高の全部ではなく、公式は「auマネ活 金利優遇の毎月の上乗せ金利の適用は、平均残高1,000万円までとなります。」としています。判定は毎月です。
5. クレカ積立は2種類あります(別物です)
対象カードが2つあり、還元の仕組みがまったく違います。上限はどちらも月10万円で、2つを合算することはできません。
どちらを見ればいいかは、いま使っているもので決まります。
- 三菱UFJ銀行と三菱UFJカードを使っている人 → 三菱UFJカード
- auの料金プランとau PAY カードを使っている人 → au PAY カード
どちらも使っていないなら、この会社のクレカ積立は率が出にくいので、無理に合わせなくていいところです。
三菱UFJカード
通常0.55%相当、ゴールド・プラチナで1.1%相当。3つの条件を満たしたうえで、年間の利用額に応じて最大2.0%相当(プラチナAMEXは年間700万円で7.0%相当)。入会初年度は、3条件を満たしたゴールド以上なら、年間利用額が100万円に届かなくても2.0%相当です。
3つの条件はこれです。
- エントリーすること
- 出金先に三菱UFJ銀行を登録する(またはマネーコネクトを設定する)
- カードの引落口座を三菱UFJ銀行にする
信用取引口座があるとマネーコネクトは使えません。その場合は出金先の銀行口座を登録するほうを選んでください。
★「相当」という表記に注意してください。これは1ポイント=5円で換算した%です。ほかの会社の「%」とそのまま比べられる数字ではありません。
au PAY カード
レギュラー0.5%、ゴールド1.0%。au IDの登録・支払いが1回払いであること・証券口座とカードの名義が一致していることが必要です。
auの料金プラン「auバリューリンク マネ活2」に入っていると、ここに上乗せがあります。内訳は通常最大1.0%+プラン加入特典0.5%+ゴールド&NISA特典0.5%で、合計最大2.0%。ただしゴールド&NISA特典を受けるにはau PAY ゴールドカードと、eスマート証券のNISA口座の両方が要ります。
★そしてこの上乗せが乗るのは月5万円までです。積立そのものの上限は月10万円ですが、5万円を超えた分にプラン特典は付きません。
三菱UFJカードの率とはまったくの別物なので、混ぜないでください。
月3万円を30年つづけたら、どれくらい貯まるか
積み立てる額は30年で1,080万円(月3万円×12ヵ月×30年)。そこに還元率をかけるだけの、単純な計算です。
au PAY カード(Pontaポイント)
| 還元率 | 30年で貯まるPontaポイント |
|---|---|
| 0.5%(レギュラー) | 54,000ポイント |
| 1.0%(ゴールド) | 108,000ポイント |
三菱UFJカード(ポイント相当・1ポイント=5円で換算した%)
| 還元率 | 30年で貯まるポイント | 円に直すと |
|---|---|---|
| 0.55%相当(通常) | 11,880ポイント | 59,400円相当 |
| 1.1%相当(ゴールド・プラチナ) | 23,760ポイント | 118,800円相当 |
★そのままの率が30年続く前提の、あくまで目安です。還元の条件は実際によく変わります(このページに書いた各社の条件も、直近1〜2年で改定されています)。「これだけもらえる」という約束ではありません。
★三菱UFJカード側の「相当」は1ポイント=5円で換算した%です。au PAY カード側の%とそのまま比べられません。ポイントの数だけを見ると三菱UFJカードのほうが少なく見えますが、1ポイントの価値が5円なので円では上になります。表を2つに分けたのはそのためです。
貯まったPontaポイントは何に使えるか
- 投資信託の買付・積立に使える(100円以上・1円単位。スポットと積立の両方が対象)
- プチ株(1株から買える単元未満株)の買付にも使える。ただしプレミアム積立(プチ株)は対象外です(公式に「プレミアム積立®(プチ株®)によるお取引は対象外となります。」とあります)
- 現金と組み合わせて使える(ポイントだけで足りなくても大丈夫)
- au PAY アプリの「ポイント投資」から、投資信託・プチ株・かんたん投資を操作できる
- もちろん、Pontaが使えるお店(ローソンなど)でそのまま使えます
★1株から買えるプチ株にポイントを使えるのは、この会社の性格に合っています。貯まったポイントで、気になる会社の株を1株だけ買ってみる、ということができます。
6. 自動売買をやるなら(条件が重いので先に確認を)
この会社を選ぶ理由が「自動売買」なら、先に条件を確認してください。
kabuステーションAPI
現物・信用・先物・オプションをプログラムから発注できます。PUSH配信はWebSocketで、登録できるのは最大50銘柄。リクエストの上限は発注が5件/秒、情報・取引余力・銘柄登録が10件/秒で、超えるとエラーになります(PUSHの間引き間隔は400ms)。
★条件が3つあります。
- Windows専用です(Macの方には残念ですが、使えません)
- 月額は0円ですが、信用取引口座または先物オプション取引口座を開設していること
- 約定の実績があること(前々々月〜前営業日・前々営業日に1回以上)。品受け・品渡し、SQ決済、TOB、外貨の取引はカウントされません
「1回取引すれば使える」という説明は不正確です。対象口座と約定実績の両方が要ります。
特殊注文9方式(プログラムを書かない人はこちら)
逆指値、トレーリングストップ、W指値、±指値、Uターン、リレー、バスケット、時間指定、IOC。このうち逆指値・W指値・±指値の3つは特許を取っています(公式に「逆指値注文・W指値®注文・±指値®注文は特許を取得しています。」とあり、特許第3875206号・第3754009号・第4076512号が明記されています)。
★プログラムを書けなくても、注文の出し方だけで自動化に近いことができます。ここがこの会社の実質的な強みです。公式は「主要ネット証券最多の自動売買発注方式を提供しております。」としていますが、これは同社調べ(2026年7月現在)の数え方です。
7. 三菱UFJ eスマート証券が向いていること
- 1株(プチ株)がスプレッド無しで、東証と名証で買えます。売却も無料です。
- 日本株の積立が500円から(金額を指定できる3社の中で最少。SBIと楽天は1,000円から)。
- 特殊注文が9方式。プログラムなしで自動化に近いことができます。
- kabuステーションAPIで本格的な自動売買ができます(条件は上の6)。
- Ponta・au経済圏に寄せている人には、ポイントが素直に貯まります。
8. 三菱UFJ eスマート証券が向いていないこと
次に、口座を開く前に確認したい点を挙げます。
- ★手数料0円は地方市場では使えません(上の1)。残念ながら、名証・福証・札証の銘柄を買うなら、この会社の0円は関係ありません。
- ★夜間のPTS取引ができません。松井では翌2時、SBIと楽天では23時59分まで取引できます(マネックスも夜間の取引はできません)。日中に取引できない人には向きません。
- 米国株は「選定銘柄制」です(数千銘柄の中から選定、という表記)。円貨決済の為替スプレッドは20銭です。
- 米国株の信用取引を扱っていません(他4社は扱っています)。
- APIはWindows専用で、対象口座と約定実績が要ります(上の6)。
- IPOで抽選に回すと公表しているのは10%以上です。これは方針上の下限で、実際の割合は公表されていません(楽天は原則全株、松井は70%以上、SBIは抽選60%+ポイント順30%)。ブックビルディングの申し込み時点で買付可能額も必要です(ただし資金は拘束されません)。
9. 未成年の方へ
- 親権者のいずれか1名が、当社の証券口座を保有していることが条件です
- 入金は本人名義の口座からに限られます(振込名義が違うと受け付けられず、組戻しの手数料は自己負担です)
- 信用取引・先物オプション取引・FX・取引所CFD(くりっく株365)などの与信取引は使えません。投資信託も、レバレッジ型など一部は除かれます
- NISAは18歳以上が対象なので、未成年は使えません(0〜17歳向けの「こどもNISA」は2027年1月から始まる予定です)
2026年8月13日〜15日時点の各社公式にもとづく目安です。最新の手数料・条件は必ず各社公式でご確認ください。
